ダイハツ工業インタビューその2|大会に向けて頑張れた2つの理由とは?
みんなの頑張りを伝えたい。長年お世話になった恩師に恩返しがしたい。その2つの思いを胸に、等身大の活動を飾らず、まっすぐに表現。
第33回第一線監督者の集い:名古屋 最優秀事例賞受賞者のダイハツ工業株式会社 川村茂豊さん(本社(池田)京都工場 第2製造部 プレスボデー課 副主任)に日本能率協会事務局(JMA)がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
大会に向けて頑張れた2つの理由とは?
JMA
今回、川村さんがこの大会でご発表することに対して、職場の皆さんの反応や反響などはいかがでしたか。
川村
まずこの大会の規模を、私も含めて課内のメンバー誰も知らなかったと思います。
最初に引き受けた時は、課長・係長から「このような発表があるので出場してみないか」と言われました。何も知らなかった私は「いいですよ」と軽く引き受けました。
しかし、関連のパンフレットに目を通したり、自分で調べていくうちに、大きな大会での発表を軽く受けてしまったことに気づきました。
周りの反応も、社外での発表会に出て発表するみたいだなというような感じでしたね。
JMA
日頃から、川村さんは社内やそのほかなどで活動発表などの経験は豊富だったのですか。
川村
他のメンバーよりは、社内外を問わずプレゼンの機会は多くもらっていたと思います。
大槻
経験はありましたが、今までプレゼンをする機会は同業種が多く、ある程度は理解して頂いていました。しかし今回は、他業種の方々に、いかに我々の活動を伝えるか、どういう形で表現したら伝わるのだろうとか、どういう事例がいいのだろうかとか、彼もとても悩んでいました。
そこは相当こだわっていましたね。
JMA
今回最優秀事例賞を受賞されましたが、他の発表者の方々との違いも含め、ここがよかったのかなといったところは何かございましたか。
川村
大会に向けて、自分自身が頑張れたのには、2つの理由があります。
1つ目は、みんなで取り組んできたことを自分が代表して発表するのだということです。
2つ目は、プレス課長時代にお世話になり育てていただいた米満工場長が、定年という節目を迎えられるため、その還暦祝いとして恩返しがしたかったという思いです。
この2つの思いから、何が何でもやり遂げたいと思っていました。
賞を貰えたときは、嬉しさよりも、むしろホッとしたという安心感が先でしたね。
大槻
前回の大会テキストは拝見させていただいていましたが、他社様のレベルが高くて賞が取れるとは思ってなかったというのが正直なところです。
受賞の理由が何かと聞かれたら、普段やっていることを題材にした点と、活動の泥臭い部分に共感していただけたのかなと思います。
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