デンソー福島その6|メンバーが活躍の場を広げるためには?
メンバーが活躍の場を広げるためには?
斎藤
横展開を進めた結果、最大の成果といいますか、最も良かった点はどこにあるとお考えですか。
秋吉
3年が過ぎて高度技術員が全員帰任したあとも、工程内不良などの目標はすべて達成しています。
私がラインを離れたあともそれを継続できています。
これが最大の成果ではないかと考えています。
斎藤
今回で3つ目のライン立ち上げになるのですね。
秋吉
そうです。
最初がHVACカーエアコンで、次がラジエーター、今度は新たにまたHVACです。
斎藤
今回は1個流し生産ということですが、今後はどのようなことに挑戦しようと考えているのでしょうか。
会社全体のビジョンも含めてお考えをお聞かせください。
秋吉
今回の1個流しもそうなのですが、デンソー福島で初めてのことを次々に実現させ、いろいろなことをこのデンソー福島から発信したいと思っています。
それに携わったメンバーが、他の拠点でもやってきたことを教えるなど活躍の場を広げてくれたらうれしいです。
斎藤
拠点間のつながりは結構、あるのでしょうか。
村上
熱交換器でいうと、デンソー福島とマザー工場の西尾、九州の3拠点が連携しています。
ともに同じアイテムを使ってコストダウンしています。
会議を毎月ぐらい、交流会も3カ月に1回ぐらいやっているところです。
斎藤
会議や交流会ではそれぞれの立場から経験や工夫を紹介し合うのですか。
秋吉
各拠点の改善事例を他の拠点に取り入れていこうとしています。
斎藤
それだけ顔を合わせると、互いに相手のことを知り、「こんなことで困っているけど教えて」と相談を持ち掛けられる関係になりますよね。
秋吉
そうですね。
研鑽会という取組みも福島のメンバーが西尾や九州に出向いて実施しています。
連絡や困りごとの相談も円滑に進められるようになっているのではないかと思います。