デンソー福島その10|これからの発表者へのアドバイスは?
これからの発表者へのアドバイスは?
斎藤
最優秀事例に見事輝いたことで周りの見る目が変わったと思いますが、いかがでしたか。
秋吉
デンソー福島としては今回が初めての参加でした。
それで、大会の前に社内で事前に発表させていただきました。
他の職制の人にはそのとき初めて、第一線監督者を認知していただいたのではないでしょうか。
村上課長からは「お前ならやれる」と発破をかけられ、私自身もやる気にさせられましたが、周囲はあまり結果に期待していませんでした。
斎藤
部下の方や今後核となるリーダーの方に秋吉さんを目指そうという感じはありますか。
秋吉
今年は別の班長が発表することになっていますが、彼も私のところへどうしたら良いか相談に来ており、いっしょに話し合いを進めているところです。
そのあともどんどん発表者が続いていくと思います。
結果はともあれ、他のメンバーが「第一線監督者の集い」に参加するきっかけになったと思います。
斎藤
伝える準備をし、実際に伝えるまでの過程でも、非常に多くの気づきがあるものです。
そういう部分は今回の発表でありましたか。
秋吉
発表するにあたり、今まで自分がやってきたことを振り返ることができました。
その中でどんな成果があったのかも、併せて振り返ることができたと思います。
今回、新しいラインに挑戦するに際し、これまでの経験の棚卸しができました。
また発表に際しては、聴講する側が何を求め、どんなことを聞きたいのか、聞く側の立場になっていろいろと考えると、より伝わりやすいと思います。
みんなが求めることが何なのかを重点的に考えるべきだと思っています。
斎藤
その考え方は発表に限らず、日常でもいえますね。
秋吉
自分自身が何を求められているのかを考えようということで、ラインのメンバーと年に3回面談しています。
その際、メンバーは「本年度はこういう目標を立てます」といってくるのですが、そのときにも自分が何を求められているのかを意識するといいでしょう。
斎藤
素敵なお話をうかがい、究極のマネジメントだと感じました。