JFEスチールその10|発表を通して得られたもの
斎藤
今回の事例発表をすることになったとき、どう思いましたか。
南部
率直にいうと、今までは監督者になりたてや2、3年目の人の発表が中心だったので、私が選ばれたときには年代的にもう少し人選の仕方があったのではないかと感じました。
その際に「今までやってきたことを発表してほしい」といわれましたから、「分かりました」と返事しました。
最優秀賞を取ったのも予想外の出来事でした。
実はアシスタントとして連れて行った子の教育の一環のつもりだったのです。
斎藤
かなりの期間準備をされたと思いますが、決まってから発表までどれくらいの時間があったのですか。
資料提出までだと4カ月くらいになります。
準備に苦労したことはあったでしょうか。
南部
発表はそんなに多く経験していませんし、資料(パワーポイント)に作り込むことは苦手なので、
職場の中堅2、3人に、資料の作成を手伝って貰いました。
斎藤
賞を受けて周囲の目は変わりましたか。
南部
最初に報告した際、「うそでしょ」といった表情をされました。
でも、いっしょに苦労した仲間なので、みんなが喜んでくれました。
斎藤
最後にこれから発表しようとする人や参加される方へメッセージをお願いします。
南部
資料を作る段階で自分がしてきたことを振り返り、過去の経験を整理することで、監督者としてどうあるべきかを見つめ直すことができます。
だから、発表する方は積極的に自分の活動を報告してほしいと思います。
話を聞く方の中には、これから監督者になっていく人がいるでしょう。
逆にベテランの人もいるはずです。
いずれの場合も確実に習得できるものがありますから、話をよく聞いてぜひ、ご自分のスキルアップにつなげてほしいと思います。
斎藤
本日はありがとうございました。
製作(協力):ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング