トヨタ自動車九州インタビューその1|トヨタグループにおける第一線監督者としての役割とは?
第一線監督者の集い:九州企画委員 トヨタ自動車九州株式会社の栄洋一さん(TPS推進室 グループ長)に日本能率協会 成富一仁がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
トヨタグループにおける第一線監督者としての役割とは?
成富
栄さんの現在のお仕事のお立場・役割についてお聞かせください。
栄
いま当社のTPS推進室というところで、4月から地場のものづくりの活性化を目的とした地域の異業種製造業の改善を通じ参加メンバーの人材育成をする業務とトヨタグループのティア1、ティア2のグループ会社での改善活動および人材育成を推進する業務でアドバイザーをやっています。
成富
今言われた改善のご指導というのは何年ぐらいやられているのでしょうか?
栄
去年までは、トヨタのボディグループで仕事をやっていましたので4月から変ったばかりです。
成富
現在のお仕事の中で第一線監督者方との関わりはどういったものでしょうか?
栄
現在どのようなことをやっているかといいますと、改善の対象企業さんにいって現状をしっかり調べ問題点を洗い出します。
そして実際に改善活動をやるときは対象企業さんのリーダーの方や係長さんと一緒に問題点はこういうところだよね、どうやっていこうかというところを、確認しながら進めています。
また改善の際には、5社から6社ぐらいの他の会社からみえたメンバーと一緒になって問題点を改善するということをします。各社改善内容や課題を持ち帰って横展開するする活動にもなっているのです。
今の活動が強い現場作りにつながり、実際に現場を持っている監督者のレベルアップに貢献できていると思っています。
成富
以前の自社内の第一線監督者との関わりあいに比べ、現在は社外の監督者との関わりが多いのかと思うのですが?
栄
そうです。
以前の仕事でいうと自動車製造しているトヨタグループのトヨタ車体さんや豊田自動織機さんなどのところに入って実際の改善活動をやっていたのと比べると、今は部品メーカーさんが多いので作っているモノも違うし組織体制も人数も違ってきますね。
成富
ありがとうございます。
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