トヨタ自動車九州インタビューその4|より良い現場作りに必要な要素とは何か?
第一線監督者の集い:九州企画委員 トヨタ自動車九州株式会社の栄洋一さん(TPS推進室 グループ長)に日本能率協会 成富一仁がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
より良い現場作りに必要な要素とは何か?
成富
第一線監督者の方へメッセージをお願いします。
栄
自分もずっと現場におりましたが、強い現場づくりで一番苦労するのは人間関係だと思うのです。
日頃からの部下、上司、同僚とのコミュニケーションの取り方が大事になっていくると思います。
あとは職位が上がっても、きちんと現場に出て、コミュニケーションをとっていく事も重要です。これは職位が上がるほど意識しないとなかなかできない事ではありますが、現場に出る事でチームとしての和は広がっていくと思っています。
一番大事なことは「どこまで本音で話ができるか」で、一番現場に近い班長さんが、現場をまとめて、何かあったら職長さんに「ホウレンソウ」する、上から下まで風通しの良い職場を作ることが、一番大事だと思っています。
やはり人間関係が良くないと仕事も楽しくないし成果もでないと思うのです。
成富
コミュニケーションでは、褒めることも大事ですよね。
栄
褒めるのは多くの方が苦手としていますよね。
なかなか「ありがとう」とか「良くやってくれた」というのが言えないのは、私たちも反省するところです。
やはり褒めると嬉しそうな表情しますからね、また頑張ってくれる気がします。
成富
そういう人間関係作りを重視した発表などもでてくるといいですね。
栄
そうですね。
ノミニケーミュニケーションの話は多いのですが。
飲み会の場も無いといけないとは思うのですが、それだけじゃないと思いますね。
成富
確かにそうですね。
他には何かありますでしょうか?
栄
自分が発表に関わってきた実感も含めて、第一線監督者の集いに何回か関わって、部下との人間関係や一緒にやったという充実感だとか感じられると思います。
そこが第一線監督者の集いの特徴ではないかと思います。
成富
本日はありがとうございます。
〜4/4 page〜