トヨタ自動車九州その8|マネるところと自分の色とは?
畑野
ご自身の第一線監督者としてのありたい姿のイメージはありますか?
篠原
尊敬する先輩方がいます。そのうちのおひとりが今の上司です。
入社した当時からずっとリーダー、班長、職長、今は課長、次長という風にいっしょに仕事をしてきました。
その姿や仕事ぶりを見て「こういう監督者がいい」、「理想の上司だ」という思いを持っています。
私が同じ立場になったとき、「真似られるところは真似たい」と思っていました。また、そこに自分の色も加えたいと考えてきました。
今は好きなことがやらせてもらえる立場になりましたから、理想とする上司に、自分の思いを加えて仕事ができています。
今後は尊敬する先輩たちを追い越していきたいという思いと、作業者が日々、楽しく仕事をできる職場にしたいなあ、という願いを持っています。
畑野
自分の色というのは、どういうものでしょうか。
篠原
メンバーの意見をしっかりと聞き、腹落ちさせたうえで方向性を決め、業務を進めていきたいと思っています。
私が若いころの話になりますが、いわれた通りにやっていれば短時間で結果を出すことができましたが、その繰り返しではなかなか、自分のレベルが上がりませんでした。
達成感もありません。
やはり、今の私を築かせてくれたのは、指導してもらいながらも1つひとつ自分で探りながら仕事をやらせてもらえたからです。
自分のカラーはそんなところになるでしょうか。