TOTOその8|最優秀事例賞獲得までの経緯とは?

斎藤
第一線監督者の集いでのご発表まで、どれくらい準備期間に充てましたか。

工藤
毎日資料作成していたわけではありませんが、資料の作成を始めたのが2カ月ぐらい前です。

1カ月前にみんなに見てもらって改善点に関する意見を聞き、残り1カ月でそれを仕上げました。

報告の練習は2週間ぐらい前から始めました。

豊久
電子機器製造課としては工藤だけでなくみんなが勝ちたい、何か結果を残したいという気持ちを強く持っていましたから、1カ月前のだめ出しはみんなからありました。
みんな、人の資料に対するだめ出しは得意なのです(笑)。

だめ出しといっても、愛情の入ったものです。

残り1カ月間で本当に作り込んだ結果の資料だと思います。

工藤
自分で意味が伝わると思って作った資料でも、人に見てもらうと分からないことがあります。

だから、みんなに見てもらってよかったと思います。

ただ、自分なりにスケジュールを立てていましたが、それ以上に追われる結果にはなりました。

斎藤
会社ぐるみというか、職場ぐるみでそういう取り組みをしているのはすばらしいですね。

豊久
そこは自慢できるところです。

斎藤
最優秀事例賞に輝いたあと、他チームや周囲の人の反応はどうでしたか。

工藤
みんながいっしょになって喜んでくれていると感じました。

自分1人でやったとは思っていません。

みんなで勝ち取った賞だと考えています。

この職場に来てから多くの上司の部下になりましたが、言葉というよりも自分にチャレンジする機会を与えてくれたのがうれしかったです。

斎藤
一貫してものづくりに携わってこられたわけですが、仕事をしていて一番おもしろいと思う瞬間はどこでしょうか。

工藤
やはり、改善をして効果が出ることでしょう。

結果を出すことによって、自分の中で達成感が生まれます。

ただ、それをするにはチャレンジしなければなりません。

(その9へつづく)

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