トヨタ自動車インタビューその9|来年の大会で発表される方へ、先輩からのアドバイスとは?
自分の思いを素直に、最大限伝えること! 思いが伝わった時、結果として賞がついてくる!熱意を持って人を変えていくリーダーに、ぜひ参加を!
第一線監督者の集い:名古屋 発表者のトヨタ自動車株式会社 伊藤敦志さん(本社テクニカルセンター ボデー統括部 ボデーCAD課 GL)に日本能率協会事務局(JMA)がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
来年の大会で発表される方へ、先輩からのアドバイスとは?
JMA
最後になりますが、来年の1月に開催されます、第34回「第一線監督者の集い・名古屋」で事例を発表される方々に、出場された先輩から、アドバイスやエールをいただけますか。
伊藤
やはり自分の体験や考えというものをしっかり発表すれば、わかってもらえるということですね。
賞を狙うということにフォーカスしてしまうと、どうしても歪が出てきてしまうと思います。
自分の思いを最大限伝えるということをメインに取り組んでいれば、思いが伝わった時に、結果として賞がついてくるのではないかと思います。100メートル走とは違い、何秒で走れば優勝できるといったものでもないのですから。
相手の思いが、自分のそれを上回ったらそれまでですが、誇張せずに、自分がやってきたことを素直に伝えれば、きっと見に聞いている方には、わかってもらえると思います。
JMA
今回ご自分が参加されてみて、いろいろな気づきもあったかと思います。そういったことも踏まえて、今後こういう人に参加してほしい、発表してほしいということはありますか?
伊藤
やはり熱意を持って人を変えていく人、でしょうか。
僕も、チームの底上げをする為にみんなを学ばせたといという思いがあって、メンバー一人ひとりの強みや弱みを把握しながら、それぞれのメンバーがもっと活躍できる職場をどう作っていくのか、例えば弱みはそれとして認めるのか、強みだけを生かしていくのか。
どちらかというと弱みを克服していくという活動のほうが多い中で、少し変わったやり方だとか、マネジメントしていく方法なども聞いてみたいと、今回、皆さんの事例を聞いていて思いました。
やはり一番は、毎朝職場に来た時に、みんなが元気に「おはようございます」と言って、帰りには「お疲れ様でした」と言える明るい職場を作りましたというような、そういったことが手にとるようにわかる事例が聞けたら、本当にいいなと思います。
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