会津オリンパスインタビューその2|第一線監督者の集いに参加した経緯とは?

第12回 第一線監督者の集い:福岡(旧第一線監督者の集い:九州) 最優秀事例賞受賞者の会津オリンパス株式会社 製造部1部品工作グループ 表面処理加工チーム 二瓶健一様にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁、平井希実がインタビューします。
また、本インタビューは、二瓶様上長の吉田様、会津リーダー大会事務局長の海野様、第一線監督者の集い:名古屋企画委員の重盛様にもご協力いただきました。

お役職は以下の通りです。

吉田正勝様:会津オリンパス株式会社 製造部 1部品工作グループ グループリーダー
海野徹様:会津オリンパス株式会社 第1技術部電気技術グループ グループリーダー
重盛孝様:オリンパス株式会社 製造部門 製造統括本部 製造企画部 OTS グループリーダー
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

第一線監督者の集いに参加した経緯とは?

平井
『第一線監督者の集い 福岡』に参加されて、どのような感想をお持ちになりましたか。

二瓶
素晴らしい大会に参加させていただけたと思っています。しかし、自分の発表は最後の最後でしたので、2日間ずっと緊張しっぱなしでした。
他の会社の皆さんのやり方や仕事に対する思いなど、参考になるところは多々あったのですが、どうしてもほかの人の発表が、あまり耳に入ってこなくて・・・
このあと名古屋大会も聴講させてもらいますので、そこでしっかり勉強したいと思います。

平井
二瓶さんがどういった経緯で、今回の福岡の大会に参加されたのでしょうか。

二瓶
会津オリンパスの社内でチームリーダー大会というものがあります。チームリーダー7名ぐらいが自分のマネジメントなどを発表する場があり、そこでの優秀事例を、第一線監督者の集いの場で発表させようということが決まっていたみたいです。
私は表彰式の時に初めて聞いたのですけれども、会社としては、そうした選考をしています。

平井
チームリーダー大会は、以前からおこなわれているのですか?

二瓶
そうですね。
1年に1回開催されています。

平井
皆さん、ご自分の職場での取り組みに関する発表をされるのですか?
二瓶さんは、『第一線監督者の集い 福岡』の時と、同じ発表内容だったのでしょうか。

二瓶
概ねのポイントは一緒です。

最優秀賞受賞の決め手とは?

平井
会社のチームリーダー大会で最優秀になられたのは、どういうところが決め手だったと思われますか?

二瓶
発表の中で一番をとってやろうと、そこは必死になりました。
また、メンバーと一緒にやってきたことを、包み隠さず素直に表現できたからだと思います。

平井
『第一線監督者の集い 福岡』の発表の時には、緊張されていたとおっしゃっていましたが、後ろで聞いていて、そんなふうには全く見えなかったので少し意外だったのですけれども。こちらの大会でも最優秀賞になられました。
ご自身の発表で、どういったところが最優秀賞受賞の決め手になったと思われますか?

二瓶
それは内容よりも、冒頭の挨拶で会場の皆さんの心を掴んだからじゃないでしょうか。
たとえば、司会の方が、私の苦労したエピソードに思わず反応して「大変」「かわいそう」と発した言葉も、発表中の私には聞こえていました。全部。それだけ皆さんにわかりやすく苦労などが伝わったのかなと思います。

平井
社内の大会で最優秀となり、また、第一線監督者の集いでも最優秀賞を受賞されて、周りの方の反応などはいかがでしたか。

二瓶
まずは会津オリンパスの社長が喜んでくれたというところでホッとしています。
また、同じ立場のチームリーダーの方から声をかけてもらうことが増えました。
私は社内で新任ラインリーダーの育成分科会の事務局をやっているのですが、今まで話したことのないラインリーダーにも、今回の事がきっかけで話しかけられるのも嬉しいですね。

平井
それは素敵ですね。そうしたやり取りの中で、新たにコミュニケーションも生まれていくのかなと思うのですが、業務に変化などはございましたか?

二瓶
第一線監督者の集いでも、会津のチームリーダー大会でも発表をさせていただいたこともあり、いろいろな人に聞いてもらったということで、今後のプレッシャーを感じています。

発表前後で特に大きな変化はありませんが、発表してそれが周囲に認められたことで自分のマネジメントに自信が持てた半面、より身の引き締まる想いでメンバーと接しています。

平井
発表の資料の中で、なかなか上手くいかない時期、変革期があったと書かれていました。
そうした中では、どういったことをモチベーションにして取り組んでおられましたか?

二瓶
やはり、「メンバーの為に」というのが一番でした。
私は、チームリーダーが過去に何度も変わり、不在という時期も経験していましたので、そういう思いは絶対にメンバーにさせてはいけないというのがありました。
あとは家族の支えでしょうかね。
妻と子どもたちの為にというモチベーションはありました。

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