企画委員長インタビューその1|改善活動を進めるうちに生まれた変化とは?
第一線監督者の集い:名古屋 企画委員長の大同特殊鋼株式会社 家田一美さん(技術企画部 技術企画室 主任部員)に日本能率協会 田頭信彦がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
改善活動を進めるうちに生まれた変化とは?
田頭
はじめに、「第一線監督者の集い・名古屋」に関わるようになったきっかけは何でしたか?
家田
大同特殊鋼の主力である知多工場の小集団活動(JK活動)事務局を94年から10年ほど従事してきた中、本社の担当者が交替のタイミングに、経験実績を評価抜擢され大同特殊鋼全社を統括する事務局となりました。
そこで、前任者から日本能率協会様の『第一線監督者の集い』委員会は、自身の幅も広がるのでぜひ手伝うように、と言われ参画するようになりました。
田頭
工場の小集団活動では、具体的にどんなことをされていたのですか?
家田
もともと私自身、現場のオペレーターだったんです。
機械加工職として現場に配属され、毎日の仕事にマンネリ化を感じていたのですが、弊社でもQC活動(JK活動)がはじまり、最初はイヤイヤだったのですが活動していくうちに仕事に変化が生まれ、「面白い」と感じて実務をやるようになりました。
実は子供の頃から模型やプラモデルづくりが大好きで、3Dにモノを変えるのが好きなんです。
それが改善活動にピッタリと合致したんですね。
知多の鍛造工場に居たのですが、鍛造工場でもそのような改善活動を進めることができたということが評価され、本社の小集団活動(JK活動)事務局へ推挙されたという経緯がありました。
知多の鍛造工場は、いわばローカルな位置づけの職場でした。
当時、私の中で「ローカルをなめるな!」という反骨精神というか気概が大きかったのを覚えています。
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