長野オリンパスその9|新しいチームリーダーを見て思うこととは?
斎藤
立場が少し変わられてグループリーダーになられたと思うのですが、今新しい立場に立たれて、元のチームが自走してどんどん改善を続けているのをご覧になって、どう感じますか。
下村
それはもう、嬉しいですよね。
チームリーダーが変わったことで取り組みが停滞していたら、それまでの努力が意味を持たなくなってしまい、ただ単純に私が力ずくで1年間を乗り切っただけの話になってしまいます。
やはり私がいなくても取り組みが継続して、さらに私がいたときよりも改善が進んでいるので、それは本当に嬉しい限りです。
斎藤
ご自身の経験から生まれた着眼点や気づきなどがあったと思うのですが、新しいチームリーダーに対してアドバイスをされたりするのですか。
下村
私も離れた後も気になっているので、職場を定期的に見に行ってアドバイスしています。
長期的に定期的に、アドバイスを続けていこうと思っています。
ですが、私がいたときよりもさらに成長しているので、私はもう安心して見守っている感じです。
ただ、停滞させないための新しい仕掛けのヒントは残してきてはあります。
斎藤
ご発表でも「そのまま同じことをやっていれば、いずれ停滞する」言葉をおっしゃっていたのが、非常に印象的でした。
下村
それも昔の上司からのアドバイスでした。チームリーダーになる前のラインリーダー時代も、楽しく仕事をするのが大好きだったので、5S活動などはメンバーを楽しませるしかけをやっていました。
そんな時、「下村、こういうのもいいけど、これを常に変化させないと、絶対マンネリしてしまうよ。
お前自身も楽しいことをやるなら、その次の楽しいことを常に考えておけよ」というアドバイスをいただきました。
それ以来ずっと常に進化をさせないと、職場はいつか停滞してしまうという思いが強くあります。
(その10へつづく)