長野オリンパスその12|発表者に選ばれた経緯は?
斎藤
「第一線監督者の集い」でのご発表のことでいくつか伺いたいと思います。
まずは発表することになった経緯について教えてください。
草間
この長野オリンパスは、県内にあったオリンパスの製造機能が統合されてできた会社です。
最近、第一線監督者の集いに参加ができていなかったという経緯もあって、リーダーを育成していくための良い機会になると捉えて、参加することにしました。
社内に声を掛けたところ、複数の方が「やりたい」と名乗り出てくれたのですが、その中で「どういうストーリーでやりたいの?」と皆の話を聞いたところ、下村のストーリーが非常に良いという印象を受け、彼が選ばれました。
この機会を通じて本人も更に成長できますし、社内や今回の発表を聞いていただく皆さんにも、何か良い参考になることが必ずあるとの、前向きな気持ちで参加しました。
斎藤
発表することになって、どう感じましたか。
下村
まずは「私なんかでいいの?」と思いました。
第一線監督者の集いは私の中ではものすごくレベルが高いイメージで、会社を代表する監督者が出てきて自分の成果を発表する場だと思っていました。
ですから、私で大丈夫かと心配しました。
須田
下村の仕事やメンバーに対する熱い思いというのは見ていて分かっていましたので、不安気味の本人を説得しました。
草間
私は彼のストーリーを聞く中で、派遣社員から正規社員に、そしてリーダーになって、自分が成長し、職場も成長させてきたという流れに非常に魅力を感じました。発表の機会を通じて本人の成長はもちろん、この話を聞いていただくいろいろな人の成長につながる良い機会になるだろうと感じました。
下村
今初めて、おふたりのお考えを知りました。他の職場からも何人か立候補していたので、私で良いのか不安でした。
(その13へつづく)