長野オリンパスその17|雇用形態毎のサポート体制は?
斎藤
先ほどのお話の中で、従業員の皆さんは正社員の方や派遣の方など、いろいろな立場の方がいらっしゃるとありました。
正社員の中でも男性、女性、若い、ベテラン、いろいろあると思うのですが、特に一つ課題として挙げていらした非正規社員の方に対してのスキルや知識などについては、会社として何かサポートする取り組みなどはされていらっしゃいますか。
草間
製造業ですので、技能面については育成する仕組みが充実しています。須田より説明させていただきます。
私から初めにリーダー育成についてお話ししますが、
リーダーを育成する仕組みについては、まだあまり充実していないと思っています。
リーダーになると、法律や守らなければならないことを理解してもらうのは当然になります。また、例えばメンタルヘルスや働き方改革などの課題に対して、リーダーがどういう考えを持って行動していけばいいのかなど様々な検討が必要ですし、まだまだ改善の余地がたくさんあると思っています。
須田
先ほどの技能の部分は、製造会社ですので、長野オリンパスには育成センターというのを置き、育成センター直下に各製造部毎に技能道場を設けました。
そこに道場長をそれぞれ付けて、各部で必要な技能をしっかり教育しています。
新入社員はもちろんそこで技能を習得します。入社から数年経った社員には技能検定を推奨しており、意欲的に検定を受ける社員は、道場で道場長や塾長からマンツーマンでしっかり指導を受けます。技能検定を通じ、技能習得を推進しています。
下村
今オリンパスの中では、新しい価値観の「コアバリュー」を掲げています。
私が2018年4月にチームリーダーになりたての頃に、五つのコアバリューが掲げられ、私自身の行動規範にもなっています。
例えば「誠実」というコアバリューですと、「メンバーを大切にする」プラス「その先の家族も大切にしましょう」ということを提唱しています。
これからも、コアバリューをベースに職場改革に取り組んでいきたいと考えています。
斎藤
今日はお時間をいただきまして、どうもありがとうございました。(終)