トヨタ紡織その5|資格取得が職場の雰囲気を変えた?
斎藤
こうした活動がきっかけで、資格を取られたということですね。
近藤
そうですね。その後から、自主保全をはじめいろいろな資格を取らせていただきました。
私ともうひとり一緒に自主保全の資格を取った女性社員がいて、それを機にやはり皆で資格を取ってどんどん活動を盛り上げていこうよという雰囲気が課の中で生まれ、皆で挑戦するようになりました。
村田
いきなり資格を取れと言っても、必要性に駆られていなければ何のために取るんだ、となってしまいます。
やはりまずは前向きに改善するという雰囲気をつくるのが大事だと思います。
斎藤
強制されたりシステム教育の中でやるというよりも、手を挙げてやってみようという方が良いですね。
おひとりではなく、同士がいたというのが心強かったのではないかと思います。
上司の立場からご覧になって、職場の雰囲気は変わりましたか。
桝谷
積極的に2人で自主保全の資格を取って、今も周囲に声掛けをしながら進めてくれています。
先ほど派遣社員が多いという話もしていましたが、多くはブラジル人の方で、彼女はよく「近藤、近藤」と呼ばれています(笑)。
それを見て「ああ、頼りにされているのだな」と感じています。
(その6へつづく)