トヨタ紡織その8|今後の展望:他部署との連携について
斎藤
今後、どういうことに挑戦したいと思っていらっしゃいますか。
近藤
先ほど保全さんと協力して改善したという話をしましたが、今はまだ自分の職場内だけにとどまっている感じがするので、もっと広く他部署の人たちとの交流を深めて、いろいろな知識を付けて、良い製品をつくれたら良いなと思っています。
斎藤
そのためにたとえば今こういうことをしているとか、逆に会社に対して、こういうことがあればその力が身につくかもしれないなど、今考えていらっしゃることがあれば教えてください。
近藤
他部署との連携という部分では、どこの部署の誰に聞いたら良いなどというパイプを上司の皆さんはおもちなのですが、私はまだそれをもっていないので、まずは他部署の人たちとの関わりをつくっていきたいなと思っています。
斎藤
そういう横のつながりは、どういう場を通じて獲得していくものなのですか。
桝谷
仕事を進めていくうえで、たとえば品質を上げたいというのであれば品質に関係する部署などで、そういった技術をもっている担当者に声を掛けていかなければなりませんね。
斎藤
仕組みがあるわけではなく、自ら動いていくことが必要だということですね。
桝谷
自分で動いたり、あるいは僕が「どこの誰々に聞けば分かる」とアドバイスして、横のつながりを取れるようにすることもあります。
発表のときに近藤も言っていましたが、飲ミュニケーションなども大事だと思っていますので、聞いて分からなかったことをそのままで終わらせず、分かる人に聞けるいろいろな環境をつくっていきたいと思っています。
斎藤
分からないことをなくすということですね。
飲ミュニケーションの他に、今そういう場が社内にはありますか。
桝谷
職場を越えた話ですと、たとえばレクリエーションのようなもので、人数が足りないので他の部署から集めたりしています。
社内教育の機会などもいろいろとあるので、そういうときに他部署の人と会って、その中でグループディスカッションをしたり、ということもあります。
斎藤
いろいろな知恵と知恵をつなぐ役割というのもおありだと思いますし、これからももっとつながりをつくっていかれるのだろうと思います。
(その9へつづく)