トヨタ紡織その9|キャリアアップの過程とは?
斎藤
順調にキャリアアップされていきましたが、ステップアップのときに印象に残っている上司とのエピソードや言葉などがありましたか。
いろいろな気づきがあってステップアップされていると思うのですが、いかがでしょうか。
近藤
事例の中でもあったのですが、人に教えたりすることが徐々に増えてきた段階で、上司に「分かりやすい教え方をしているね」と言われたことがありました。
また、パソコン作業が増えて資料づくりも任されたときに、「分かりやすい資料ができたね」と声を掛けていただきました。
自分が苦手だと思っていたことを上司が認めてくれたときは、嬉しいなと思いました。
斎藤
何か印象に残った一言や、見習いたいと思った上司の姿、気付きなどはありましたか。
近藤
「仕事をするにあたって、自分の今の立場より2つ上を見据えた仕事をしろ」ということをおっしゃっていました。
それはとても記憶に残っています。
斎藤
入社以来14年にわたりウレタン工程で、非常に難しいお仕事をされてきたと思うのですが、ウレタン工程で良い製品を出していくということに対して、面白いところや誇りに思うことはどんなところでしょうか。
近藤
ウレタンパットは発泡して製品ができるのですが、気温や天候などに左右されて思うようにいかないため、よく生き物だと言われています。
難しい反面、そこが面白いところだと思っています。
斎藤
今後仕事を通じて、どういうことを実現していきたいと思っていらっしゃいますか。
近藤
今回私が初めてこの工程で女性班長になったのですが、もし「私も後に続くぞ」という女性がいたら、そういう人たちのためにも、いろいろな道をつくっていきたいと思います。
(その10へつづく)